2012年度 全道研究大会・総会のご案内

2012年度 北海道地域福祉学会 全道研究大会・総会 開催要綱

【大会テーマ】地域包括ケアシステムとまちづくり~コミュニティ形成を支える多様な取り組み

大会趣旨
 昨年3月11日に発生した東日本大震災から1年半が経ち、阪神淡路大震災で課題となった地域コミュニティの分断が東日本大震災でもクローズアップされております。今後、大規模災害が発災したエリアにおいて、地域コミュニティをどう維持し、再生していくのか、さらには社会福祉における支援方法や内容について議論していく必要があります。しかし、災害時にだけ有効な生活課題支援というのはありえず、私たちの住む地域においても福祉が対象とする地域社会の生活基盤は大きく失われており、公的な福祉サービスだけでは対応できない生活課題が顕在化しています。
 2000年の社会福祉法の改正によって「地域福祉の推進」が基本理念の柱の一つとして規定され、地域のコミュニティ形成が有効たり得るという事実があります。これは、それぞれの地域に必要とされる福祉サービスを整備すると同時に、小地域を基盤とした住民参加による福祉活動、福祉サービスを様々な場面で継続的に展開することを通して、日常的に援助を必要とする人々と地域住民や関係者が関わりを持ち、福祉に対する意識と態度の変容を促し、だれもが安心して暮らせる地域社会、福祉コミュニティ形成を目指す必要性を指しています。
 そこで、今大会では、地域のコミュニティ形成を支える多様な取り組みから、本学会の本年度テーマである地域包括ケアシステムとまちづくりを捉えたいと思います。

1.主  催 : 北海道地域福祉学会

2.後  援 : 社会福祉法人北海道社会福祉協議会

3.と  き : 2012年9月9日(日) 10時30分から17時00分

4.と こ ろ : 北海道医療大学当別キャンパス(住所:北海道石狩郡当別町金沢1757)

5.参 加 費 : 会員500円、非会員1,000円、学生無料(当日受付で申し受けます)

6.内  容

時間
内  容
10:00受付
10:30開会/研究発表
 
別添の研究発表募集要綱により、学会員の研究発表を募集します。応募数に応じて会場・運営方法が変わりますので、当日受付において詳細をお伝えします。
12:00昼食
平行して「2012年度北海道地域福祉学会総会」を開催します。
13:15基調講演『 “地域を創る”という理念~集まる、楽しむ、支える、創造する』

ゆうゆうが実践する「まちづくり」や「新しい公共」への取り組みは、住民の参加と選択の下、NPOや企業等が積極的に公共的なサービス等の提案及び提供主体となり、戦略的に地域包括ケアシステムに取り組んでいます。基調講演では、ゆうゆうの実践から“地域を創る”をテーマに大原氏に講演をいただきます。

講師 大原 裕介 氏(特定非営利活動法人ゆうゆう理事長)
15:00シンポジウム『コミュニティ形成を支える多様な取り組み』
 
コミュニティ形成の大切な担い手である社会福祉協議会。本シンポジウムでは道内3つの市・町・村より、特色ある取り組みを紹介いただき、地域課題の現状と課題を捉えます。

シンポジスト
  ①「地域のキーパーソン “地域コーディネーター”の取り組み」
     酒本 俊司 氏(社会福祉法人旭川市社会福祉協議会)
  ②「地域ニーズに向かい合う“地域福祉ターミナル”の取り組み」
     小国 柑奈 氏(社会福祉法人当別町社会福祉協議会)
  ③「地域に向き合う“コミュニティ・ワーカー育成”の取り組み」
     飯沼  巌 氏(社会福祉法人占冠村社会福祉協議会)
コーディネーター
     白戸 一秀(当学会理事/旭川大学保健福祉学部教授)
コメンテーター
     大原 裕介 氏(特定非営利活動法人ゆうゆう理事長)
17:00閉会
18:00交流会
 会場「北海道医療大学内学生食堂」 参加費3,000円程度

7.交 流 会 : 研究大会終了後、18時00分頃より交流会を開催します。
※会場は当日ご案内いたします。参加費3,000円程度

8.参加申込 : 参加ご希望の方は、参加申込書に必要事項をご記入の上、
9月3日(月)までにFAXまたはEメールにてお申し込みください。

9.申込先・事務局 北海道地域福祉学会事務局(篠原・佐藤)
〒004-0022札幌市厚別区厚別南2丁目7番28号
一般社団法人Wellbe Design内
TEL:011-801-7450 FAX:011-801-7451
E-mail:info@hacd.jp  URL:https://www.hacd.jp

開催要綱 : PDFダウンロード(研究大会プログラム)
参加申込書 : PDFダウンロード WORDダウンロード